お茶の種類 【煎茶】 生葉の蒸し時間が標準的であることから普通煎茶に分類されます 一般的に煎茶と呼ばれているお茶です 【深蒸し煎茶】 普通煎茶の2、3倍の蒸し時間をかけて製造したお茶です 煎茶よりも茶葉の形状が細く、渋みが抑えられた濃厚な味わいが特徴的です 【玉露】 一番茶の新芽が伸びだす頃から約20日、陽の光を遮って栽培した葉です 製造工程は煎茶と同じですが強い旨みと苦み・渋みが少なく、海苔に似た「覆い香」が特徴的です 【かりがね茶(茎茶)】 茶葉の茎部分だけを集めたお茶です 茶葉は入っていませんが 葉にも負けない甘み・旨み・香りが含まれていて、苦みも少なく爽やかな香りが特徴です お茶の産地 【埼玉県:狭山茶】 「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」という歌もあるほど、甘くて濃厚な味を持つことで評価が高い。生葉の蒸し時間が標準的であることから普通煎茶に分類されます。 【静岡県:静岡茶(静岡茶、川根茶、掛川茶、東山茶)】 日本茶の約4割を占める代表的なお茶。一番茶摘採は4月中旬から 煎茶や深蒸し茶のほか、藤枝市岡部町は高品質な玉露の名産地です。 【愛知県:西尾茶(西尾の抹茶)】 「地域ブランドとして名産となっている「西尾の抹茶」は、濃い緑と上品な香りがあり、地理的表示保護制度(GI)にも登録。抹茶を使った「抹茶スイーツ」なども人気。 【三重県:伊勢茶】 生産量は全国3位。特に、かぶせ茶は日本一の生産量を誇る。 二番茶までしか摘まないため、コクのある味わいが特徴。 【奈良県:大和茶】 歴史の古いお茶の一つ。高冷地にある茶園が多いため、成長が遅く、しっかりした樹体でゆっくりと育った茶は、香りが深く、コクもある。 【京都府:宇治茶】 高級茶である玉露の発祥地として知られる。蒸した茶を揉み、乾燥させる煎茶の製法は宇治で江戸時代に生み出された。 【福岡県:八女茶】 1191年に、宋から禅師が持ち帰った茶が、八女茶の起源と言われている。煎茶のほか玉露の産地としても有名。濃厚な味が特徴。「八女伝統本玉露」がGIに登録。 【佐賀県・長崎県:嬉野茶】 「全国茶品評会」の蒸し製玉緑茶の部で5年連続1位を受賞。 深い香りと、まろやかな甘みが人気。 【熊本県:くまもと茶】 煎茶や蒸し製玉緑茶のほか、釜炒り茶などを生産している。 阿蘇山のふもとでは、無農薬・低農薬のお茶の栽培を行っている。 【宮崎県:宮崎茶】 生産量は全国4位。お茶栽培に適した温暖な気候であり、煎茶と蒸し製玉緑茶が主に栽培されている。濃厚なうまみがあるのが特徴。 【鹿児島県:かごしま茶(知覧茶、かごしま知覧茶)】 全国2位の生産量を誇る。4月上旬から新茶を摘採し、三番茶、四番茶、秋冬番茶まで長く生産している。すっきりした味わいで飲みやすいため、若い世代に人気。 出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/index.html)
お茶の淹れ方 【しっかり沸騰させたお湯を用意します】 お湯の温度は 上煎茶:70℃ 中級煎茶:80~90℃ 玉露:沸騰させた後、50℃~60℃まで冷ましたお湯 【煎茶のおいしい淹れ方】 人数分の茶碗にお湯を8分くらい注ぎます こうすることでお湯を適温に冷ましながら計量することができます 【玉露のおいしい淹れ方】 煎茶とほぼ同じですが急須や湯呑(茶碗)は小ぶりなものを望ましいと言われています 人数分の茶碗に約40mlのお湯をいれて冷まします 【急須にお湯を移します】 茶葉はティースプーン1杯を目安に入れ 湯呑(茶碗)で適温に冷ましたお湯を急須へ移して2分ほど待って「廻し注ぎ」をします 【最後に】 二煎目も美味しく入れるためには 一煎目を注ぎきって急須にお湯を残さないようにするのがポイントです